K：肉体労働の男性ばかりの職場で、先頭に立っている方なので、最初はすごく怖いイメージを持っていました。それに親より年上の方と仲良くなることができるのか不安でした。

M：そうだったの？

K：でもプライベートで焼き鳥などをおごってもらうことも多く一緒に過ごす内に、今ではとても親しみやすく頼れる先輩だと思っています。仕事中は厳しいときもありますが、プライベートでは柔らかい雰囲気で接してくれるので、メリハリなんだと思っています。食事やドライブに誘ってもらうなど、早く馴染めるようにいろいろ気にかけてくれたのが嬉しくて、職場というより家族のような温かさを感じています。

M：彼は高校を卒業して地方から横浜に出てきて、初めての社会経験、初めての一人暮らしをスタートさせるということで、私は親のように心配な気持ちでいました。今では仕事にも慣れてきて、現場でもしっかり動けるようになってきたので安心しています。これからはもっと仕事に自信を持って頑張ってほしいし、プライベートも充実させてくれると嬉しいなと思っています。

K：私たちの仕事は、船の近くで屋外作業を行うことが多いです。その中の「ギャング」と呼ばれるチームの一員として、船の荷揚げや荷積み作業を担当しています。具体的には、コンテナを固定するラッシング作業や、車両船での車両誘導、作業時の安全確認などを行っています。

M：彼の上司として、私も同様に現場作業の監督業を担当しています。作業チームが安全かつ効率的に動けるよう指揮を執り、船の出港スケジュールに合わせた計画立案や、チーム間のスピード調整、作業の改善指導などを行っています。

K：外作業なので、夏の暑さや冬の寒さに直面することがありますが、それと同時に、自分の努力がしっかりと評価される職場であることに魅力を感じています。

M：港湾業務は日本の貿易において重要なインフラを支えており、その一部を担う仕事に大きな責任と達成感を感じられます。特に、大規模な貨物を船に効率よく積み込み、スケジュール通りに作業を終える際の充実感はこの仕事の大きな魅力です。また、厳しい作業環境に直面しながらも、チーム一丸となって目標を達成した時のやりがいは何物にも代えがたいものがあります。

K：先輩から「ここができるようになったね」と成長を認めてもらえるので、自信やモチベーションにつながっています。

K：仕事で一番大変だったのは、荷役作業の進行に合わせて自分の動きを調整することでした。皆さんの仕事の速さに合わせるのが難しく、最初は戸惑いました。監督からは忙しい中でも「安全第一」を繰り返し指導され、足元の確認や音のする方向への注意など、基本的な安全対策を徹底して教わっていましたね。

M：初めて彼が船に乗った時は、歩くだけでも大変でしたね。船内は穴や突起物が多く、移動だけでも注意が必要な危険な環境です。そうした中で、怪我を防ぐため、足元の確認や注意深い行動を基本から繰り返し指導しました。今ではそうした意識が身について、安全に現場で動けるようになり、成長を感じています。

K：職場の雰囲気はとても温かく、社員同士の距離が近いのが特徴です。上司や先輩が下の名前で呼び合い、新人でもすぐに馴染めるような環境があります。作業中だけでなく、休憩時間やプライベートでも気さくに接してくれるので、人間関係がとても良いです。

M：職場全体が一つのチーム、家族のような一体感を持っているのは当社の特徴ですね。新人には先輩がしっかりサポートし、一人前になるまで丁寧に教えます。彼と私のように仕事中だけでなく、プライベートでも交流がある社員が多く、和やかな雰囲気が職場全体にあります。

K：福利厚生面では、社宅があるのがとても助かります。自転車で10分ほどの距離に住めるので通勤が楽で、生活の負担も少ないです。また、休日や有休が取りやすく、船のスケジュールが決まっているので、オンとオフの切り替えもしやすいです。新人でも安心して生活を始められる環境が整っています。

M：社宅の他にも健康保険、年金制度がしっかり整備されているので、将来の不安が少なく、安心して働ける職場です。また、給与や評価制度も透明性があり、努力がしっかり反映されるのも魅力です。安心して長く働ける環境が整っています。